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「録画探偵ミソノ」試写会で涙、伏見弓弦「恐悦至極でございます」

  • naultellas
  • 2020年11月29日
  • 読了時間: 4分

2020年12月11日(金)に公開となる映画「録画探偵ミソノ」の公開直前イベントがシアタースターメイカー渋谷で開かれ、出演者の伏見弓弦、野路海友、三木秋則、高島京香、主題歌を担当した姫宮桃李、監督の上月ダイキが登壇した。





本作は、琵琶クスムによる同名のシリーズ小説が原作。三良探偵事務所の所長である三良御園が個性的な仲間たちとともに事件を解決していく物語。ミソノは、調査対象の録画番組をはじめ、防犯カメラやドライブレコーダーなどの映像、スマホに保存された動画などから解決の糸口を発見する、人呼んで「録画探偵」である。


「録画探偵ミソノ」における初の映像化である今作は、原作者である琵琶クスム自ら脚本を担当、上月ダイキ監督とタッグを組んだことでも話題を呼んでいる。また、原作でも特に人気が高い「振子の館」の映画化であることから、ファンの間でも期待が高まっていた。


上映後に行われた舞台挨拶では、本編の余韻に浸って静まり返っている観客席の雰囲気にキャスト陣も驚きを隠せない様子を見せた。涙を拭う多くの観客を前に、主演の伏見弓弦は「恐悦至極でございます」と柔らかな笑顔を浮かべた。


キャスト挨拶では、野路が「すごいナチュラルな作り方がされているから、世界観に没頭できると思います。私が演じたドット…土井友海と三木さんの演じた朔楽が画面外でもドタバタしてるのとか、すごく日常っぽさがあるんですよ」とした。


三木は「僕が演じた笹木朔楽、ササは心の声の収録がめちゃくちゃ多くて。そんな風に個性豊かな事務所の皆が、本当に人間味に溢れていて各々の人生を生きている。その中でミソノだけがあの雰囲気を纏っているの、本当に良いですよね」とした。


高島は「私はずっと原作ファンだったので2時間の映画になって大丈夫なのか、ただただ不安だったんです。でも、『振子の館』だからこその構成で、そうやって繋がるのか、と感動したというか。初めて原作を読んだ時と同じ気持ちになりました。原作を読み込んでいて、そのうえ脚本を知っている私でさえ、特にミソノとドットの場面は泣かずにはいられませんでした」と撮影中の涙について明かした。


また、キャスト陣への質問タイムでは「自分の役で好きなセリフは?」という質問が投げかけられ、伏見は「『助けられると思ってるわけじゃないからなぁ』というセリフが好きですね。台本を頂いたときから考えていたのですが……このセリフだけは、彼から発せられる唯一飾り気のない言葉ではないかと。演じさせて頂いた身として、彼を大変愛おしく感じるセリフです」とした。


中盤に差し掛かると、主題歌を担当した姫宮桃李が登場し、姫宮は「主題歌は初め何曲か候補がありました。そこから、上月監督といっぱい話し合って、ミソノに焦点をあてすぎないで、出てくる登場人物みんなが当てはまる“自分の道を歩く”っていう部分を描ける曲を目指していって、完成したのが『画面越しでも』でした」と笑顔で話した。


上月も「完成して姫宮くんが歌った音源を聴いた時は感動で鳥肌が立ちました。これがまた、エンドロールとも抜群の相性で……僕ちょっと泣いちゃったんですよね」と明かしてくれた。


そして、生歌でのフルコーラスバージョンが披露されると、観客席からは啜り泣きが聞こえてきた。観客席で聴いていたキャスト陣も涙を浮かべており、伏見は「皆様にはお見せできない顔になっているかもしれません」と登壇するまで少し時間がかかったほど。


最後に、高島が「最高の一言に尽きますよね。歌詞の全てに暖かさがあって、胸に刺さる歌です」と絶賛。野路は「我慢しようと思ったけど、泣いちゃいました。ティッシュが無いから涙を拭えなくて困っちゃいます」とコメント。三木は「自然と涙が溢れてきて、こんな経験なかなかできないなって思います。撮影中の思い出なんかも蘇ってきて、さらにくるものがありました」、伏見は「作品にピッタリだとずっと感じておりました。しなやかな強さを感じる歌詞、そして歌声だと思います。候補の段階にあった曲も聴いてみたかったですね」と涙を拭いつつ話した。

 
 
 

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